ふと、思ったのです。
自分はもしかしたらゼノがいちばん大切だった時間の話を書いてあげることが出来ないかもしれないと。
物語を最後まで進ませたい。でも、その想い出の話は完結後に書くことになるだろう。
果たしてそのころ自分は生きているのだろうか?
いや、そもそも完結を迎えるまで生きていられるのか。つねに不安です。
人なんて、ある日突然事故にあえば、病気になることもある。生きていること自体がすごいことで、物語を書く時間が取れることは恵まれている。
けれど、それが永遠につづくわけではない。いつか終わりがくる。そうしたら、そのとき、ちゃんとゼノの話を最後まで書き切れているのだろうか?
………なんて、今日は鬱がひどいんだよ!
何もしていないのに涙が出てくるんですけど。暑いから?今日暑すぎだろう!蕁麻疹がひどくなるから、日差し強いと困るんですよ、夏の太陽くそったれ!
はい。ダメですね。見えない未来に怯えても仕方がないのにな。あと、頭のなかで空想して満足しちゃって書くのはいいやーとなったり……は無いな。形にはしたいから書きますが、それを公開するかはわからない。大切だからこそ、外に出すのが怖いってありますよね。しまっておけば、評価も何もないから悩むこともない。ある意味、外の世界を知らないほうが幸せだったりするから。
なので、リーアさんは基本的に城の外へは出しません。中盤でお出かけもしますけど、何も知らず、傷つかず、君にはそこで笑っていてほしい。ゼノも管理人も彼女にはふわふわな笑顔でいてほしいです。疲れている。