いなばの◯描きブログ

遠野の漫画練習blog

執筆の近況

ゴールデンウィークですね。

なんだかんだ4月はスピンオフを書いたりしているうちに過ぎ去りました。

本編ですが、やっとつづきを書けるようになり、ぼちぼち3章を執筆中です。でも進みが遅い。カメよりも遅い。ぜんぜん進まない。毎日1000文字書けたらいいほうです。(4時間やって)

 

なんかねー。集中できんのですよね。

もともとシナリオは決まっているから、ゼノたちがその範囲内で動いてくれればいいだけなのですが、書いても書いても気に入らない。展開に熱がこもっていないというか、地の文もうまく運べず、台詞にも熱意が感じられない。中身スッカスカ。

そしてなにより机に向かった瞬間にずしっと身体が重くなるんですよ。で、ついついソファーに転がってしまうという……。ダメダメですね。もはや場面を想像することも億劫です。

それでも。何かは書いていないと文章力ってすぐに落ちてしまうので、無理やりリハビリと称してロゼの話を書いたのですよ。

そしたらまぁ、そっちは進みますよね。2週間で書きあげましたね。そこからちょこちょこ推敲して、一週間後には本一冊ぶんの完成です。速かった。驚きのスピードと引き替えに地の文が雑すぎて、投稿時に一読してから手直ししておりますが、自分でも謎の速さにびっくりです。

今回はスマホで書いたからなのか、驚異の執筆速度でした。パソコンはつける時間が決まっているし、腰のために休憩挟まないといけないのですが、スマホなら隙間時間や寝転びながらできるので、それは捗る捗る。そして対価に視力がバンバンさがりました。ぼんやりしています。

 

そんなわけで、スピンオフはがしがし書けたのに本編が進まないのです。

理由はまぁ…つまらないからですね。投稿サイトが。あれって結局名前が売れているかどうかで決まるから、当然ながら人気作の一つでも持っていれば、「あれを書いた人か。じゃあこれも面白いかも」ってなりやすい。

だけど実績が無いと、そもそも手に取ってもらうことすら難しいです。お店と同じですね。口コミが多いから入ってみるけど、こっちはゼロだから止めとこうみたいな。それと一緒で投稿すれば読んでもらえるとかは幻想なのですよ。たしかに個人ブログに載せるよりは見てもらえる。だから読者さんが一人でも居てくれたら嬉しいと感謝できる人ならそれでもやっていける。

けれど、管理人は人間出来ていないので欲張りです。たとえば読者さんが100人いない=その物語には価値がない。どんなに自分にとっては傑作でも大好きでも駄作、みたいな思考回路です。

そのうえダメだと分かっていて、そこに労力を費やすことを良しとできない。それ以上は時間を使っても無意味。そう分かった時点で、なんでもスパーンと辞めてしまいます。○か✕か。△という考えが無いんですよね。

そんな中で唯一続いたのはお絵描きだけでした。ここはプロさえ目指さなければ、うまいヘタは関係ないので、好きな絵柄で好きな時に描きたいものをかく、という感じなので悩みのベクトルが違う。

それと比べると小説は漫画と同じですね。管理人の場合、40ページの完成原稿を書くのに四ヶ月はかかるのですが、小説はそのときの労力に似てますね。死力を尽くせば一ヶ月で終わるぶん小説のほうが時間はかからなくて済むのですが、精神力は同じくらい使うのでどっちも疲れます。

だからいまは漫画もネームまでしかやらないし、小説はゼノの物語に全振りですね。疲れるし、ほかの話を書くならネームにして賞に出したほうがいい。そして早く受かって名前を売って、こちらの話をみてくれるファンのかたが増えるといいなーと夢想しています。

ちなみにそれを母に話したら、人に共感を求めれば辛くなるから、自分だけがそれの良さを知っているほうが幸せだよと言われました。正論すぎて返せなかった管理人でした。

 

などなど。一応、どんなにやる気がさがっても一度書くと決めた以上は気合いと根性で書いておりますが、やっぱりしっくりこんのです。なんでしょうね。

どうせなら面白い話が読みたいし、あっという展開を考えて頭をひねるのですが、上記の理由で全然ひらめかない。頭が無意味と判断したら、もう何をしても動かない。それをどうにか転がすためにスピンオフを書いたけれど本編は手がとまる。連載だからかな…。

個人的に話を作るときって一話完結型のほうが楽なのですが、その点ロゼの話はすごく書きやすかったです。毎話完結型のスタイル。管理人は小さな話を積み重ねてひとつの話を作るほうが向いているので、ゼノの話もひとつの章内に複数の展開を練りこんで考えるのですが、これがまた難しい。

要所要所にゼノの活躍を入れ、テンポよく場面を動かし、ぐだらない展開を用意する。きっちり区切りを設けないと書いてて気持ちがダレてしまうからコロコロ展開を動かして、自分を飽きさせない努力が必要です。

 

つまり、いま書いてるところ。

飽きるんだよ!だるいねん!砦に潜入とか!

そうなのですよ。シリアスもいいけれど、戦記じみた展開にすると退屈するんですよ。正直、平和な世界だからそんな戦も起きないんですけど、それでもたまに一触即発なことはありまして、その辺をうまく転がすのが難しいのです。

コメディものなら適当な流れで戦いを回避することも可能なのですが、一応しっかりした話にすると、二つ返事で争いとか止まらんし……と、悩んでしまいます。双方の言い分もあるし、面倒くさいなと。

とくに管理人はそこにリアリティを求めていないのでユルっと解決してほしい。もう戦するならジャンケンで勝敗決めればいいと思います。だって双方被害被るし、救われないし、作者的には陣形が云々とか調べるのめんどくさいし、補給どうなってるの?とか。万年世界史赤点(日本史も)の管理人的には、争いの無い穏やかな世界がいいですね。

 

そんなわけで、妖精国の話はたまに小競りあいはあるけど、たいへん平和な世界なのです。だから展開に突っこまれても、この世界はそうだからで片付けたい。

それから魔法も。原理も法則も考えてはあるけど完璧な設定などない。不思議な現象であるから魔法なのであって、科学的な観点から考えたら頭がパンクする。

インフラなんかもそう。管理人は史実のようなリアリティは全然求めていないから適当です。だってファンタジーだし、普段アニメ見てて、なんでこの世界観でシャワーがあるんだろう、冷蔵庫があるんだろう、とか、いちいち考えて見たことない。急に味噌汁が出てきてもぜんぜん驚かないです。いろんな食文化があるんだなぁくらいですとも。

とかとか、最近そういうことばかり考えていたら疲れました。SNS見ているとなんかこう、疲れるよね…

なので、管理人は管理人の見たい世界を書きたいと思います。