いなばの◯描きブログ

遠野の漫画練習blog

お粥生活からリハビリ中

 4/1 上書きだ!

春ですね。イチゴタルトが食べたくなる季節が到来しました。
ひとりテンションが上がるなか(物価も高騰で買えないけど)、先日までの記事を見返して暗いなーと思いました。まぁ落ちこんでいたから仕方がないんだけどね、人間だもの。
でも漫画家さんしかり、仮にも夢を紡ぐひとりなら、みんなの心を明るくさせる言葉を書けなくてどうする。
と、自分を戒めつつ、元気が戻ったよという記事に直しました。エッセイ風だよ。



このひとつき。
ご飯が食べられなかなったり、涙がとまらなかったり、なんかもう春だなぁ、毎年春は困るなぁと、投稿サイトのPVに心が沈んでおりました。
頭ではシビアな世界だとわかっていても、ブクマやアクセス数が少ないと、自分に自信が保てなくなるのが人情です。以前にも載せましたが、

inabanomarugaki.com

わたしはある主人公の言葉に救われた。だから自分も誰かの心を明るくするような物語を作りたい。
それと同時に、たった一つでいいから、人生のなかで何かを為しとげたい。自分がそこに生きていたという証が欲しい。そうすれば悔いなくさいごを迎えられるから。
そんなことを思って創作活動に目覚め、漫画の原作者を目指して諦めて、今は自分という読者のためだけに話を書いています。
そして、サイトに載せているのは自身の足跡を残すため。でも、思うのです。
自分の好きなものが人に理解されないのは悲しい。この物語の良さを誰にも気づいてもらえないのが悔しい。だけど捨ててしまうのは物語に申し訳ない。
だからつづきを書いて投稿して。そのたびに心が擦り減り、果たしてこれは本当に面白いのかもわからなくなって、怖くて先が書けなくなる。
それを何度も何度も繰り返すうちに自信なんてぺらっぺら。春風に乗ってさよならです。ご飯も灰。物語を書く意味が見いだせなくなって心がずーんと沈んでいました。


でもね、銀魂のなん巻だっけ…元気に出る言葉集を検索していて目にしたのですが、空知先生が言っていたんですよ。
自信なんて持つ必要はないし、未来への不安も恐怖も、そういう情けない感情があってもいい。
大切なのは行動をすること。努力をすること。そこで勝つためにどうしたらいいかを考えること。
プラスもマイナスも、いろんな感情をひっくるめて、頑張るための原動力にしてしまえばいい。
そんなお話を単行本の質問コーナーで答えていらしていて、それを見たときに「ああそうか」と、長い長い悪夢が覚めたような気持ちになりました。


自信はいらない。不安でもいい。それでもどうにか走り続ければいい。
いまの自分にとっての勝ち《もくひょう》はいちばん好きな物語を書き続けること。完成させること。
そしてできれば読んでくれたひとが、落ちこんででも、ふっと笑えるようなものであってほしい。
それができたら、わたしの勝ちです。
だからご飯たべていっぱい寝よう。体を壊したら未完になってしまう。
頑張れ。どんなに落ちこんでも悩んでも、けっきょくここに戻ってくるくらい好きなものなら大丈夫。
転んでも転んでも何度でも立ち上がれ。


と、どうかな。
自分でも若干引くほどに自分を奮起してみました。なんでもそうだけど、笑って暮らせることがいちばんだよね。
ひとまずいまはリハビリがてらに、ふしゼノのスピンオフっぽい話を書いております。そっちは全10話くらいなので書いたらそのうち載せたいです。