遅れながら土日で改稿ぶん載せ終わりまして。今週は誤字とかないかなーと、ちくちく確認中です。
2章は次の金曜から載せ始めます。やったー!
……と、嬉しさも束の間。思ったより1章の改稿作業がかかったせいで、まずい、ゼノの性格を忘れた。
わたしは視点主になりきらないと妖精国の話が書けないタイプです。こう降りてきたーみたいなやつ。
ミルルのとかは語りの設定がないので、完全な三人称目線で書けます。リトの場合も、あれはなりきるというよりリトが独り言つぶいているだけなので簡単です。でも。
妖精国はちょっと複雑なところがあって、限りなく一人称に近い視点だけど、独り言感を消して、あくまで三人称としても成立するようにしているので、けっきょくはゼノの思考回路で書いています。
たとえば、冒頭のシオンと想い出は、そのときのゼノの思考を反映させているので、地の文も比較的に易しい文章になっている。
でも、ライアス王子誘拐からは、それなりに学んで考えかたもしっかりしているので、少し硬めの文章でした。もとは。
……そう。しっかりした文体って眠たいんだよね…。
口語に近い、それも日常会話レベルの文章じゃないと、個人的には頭が疲れて内容が入ってこないです。それで案の定、自分でも1章は読んでて退屈で。せめて展開だけでもより面白くと、今回改稿に踏みきった側面もあります。(改稿したら面白くなった!)
それもあって、2章からは遊び心をいれて柔らかい文体にしたら読みやすい楽しい。
正直ゼノの性格にあったノリかというと、微妙なんですけど、そこはまぁ、メタ目線でいえば、語り手(地の文)が読者にわかりやすく伝えているわけで、リトのように完全な独白文じゃないからね。
そういう風に語ってね?と、三人称ならそういうオーダーはいくらでも出来るわけです。
……と、あれ、なんか話がそれた。
つまり、わたしはゼノが降りてこないと、物語がうまく紡げないのです。ほかのリィグとか王子の視点なら、はじめから他人目線で見ているので全然書けますが、ゼノだけはどうも駄目で。
シオンのところを書き直したのもあったのと、1章のゼノはまだ少し子供っぽいところがあるので、わたしの頭もそこになっているという…
2章からは徐々に大人びていくので、頭の切り替えがまだ追いつかない。
改稿やるんじゃなかったなーとちょっと後悔しています。でも改稿したことで、よりよくなったとも思うので、うーん…複雑だ…
はやく1章から頭を切り替えて、わたしが昨年の春から書きたかった理想のゼノを思い出せることを祈るしかないですね。
やっとやっと3章で書けるのに……
でもまあ一年も経てば、どんなに好きでも記憶は薄れますね…。昨年たべた美味しかったグラタンの味とか覚えてないもんなーと思いつつ、深夜だけどお腹すいた。
今日はお粥でした。お粥ってたべた時はお腹にいっぱいになるけど、すぐに減るよね。もう寝て、空腹を紛らわそう。