小説を投稿していて思うのですが、やっぱり絵って強いよね…。
管理人は元々漫画家になりたかったのですが絵がヘタすぎて諦めた口でして、絵がうまい人って脳の造りどうなってんだろ(尊敬の意味で)と、いつも綺麗な絵を拝ませていただいております。眼福です。自分もこんな絵が描けたらなぁと勉強させてもらっています。
それでいつも思うのはやっぱり絵は強いということです。
小説を投稿し始めて2年。『この小説が好きです』『ファンです』って言っていただけることは滅多に無いです。それはおそらく漫画に比べて見てもらえる人数が全然違うからだろうなと思います。絵もまぁ、素人の絵なんかに目をとめていただけることは少ないんですけど、小説のほうがもっと厳しいなーというのが所感です。
管理人は前述したような壊滅的な絵により漫画家を諦めたわけですが、それでも原作者になりたくてネーム賞へ応募したり小説を書いてみたりと道を探しました。だけど時折思うのです。原作の牌は少ない。それは昔から狭き門だったようですが、いまはWeb小説から原作を引っ張ってこれるから、より厳しくなったのでは?むしろコミカライズ化が増えて、以前よりも絵師さんが不足していると目にします。
なら、原作者を目指すと決めた2年前。絵を諦めずに頑張るべきだったのでは?そうしたら今頃イラスト方面で仕事ができたのかもしれない。どうしてあの時、こっちの道を選んでしまったんだ?
たまに後悔するんです。管理人はシナリオを考えるのが好きだから、話を作れればそれでいい。だから原作を選んだ。そして同時にどうしても好きな絵を描いていたかった。
絵には流行り廃りがある。イラストにしろ漫画にしろ、時代に合う絵柄というものがあって、それを仕事にするなら流行りに寄せていかないといけないです。もともとたくさんファンがいてくれるベテラン作家ならその限りじゃないですが、これからデビューしたかったらやっぱり絵柄は合わせるべきだと2年前に悟りました。それで、この絵を捨てなきゃいけないくらいなら話を作る方になろうと思いました。
管理人は自分の絵が好きです。へたっくそで、反転すると狂ってる時もあるし、全然だなーって正直苦笑いですけど、それでも今の絵柄が好きです。だから変えたくなかったし、頭の中の映像をうまく表現できなくて、漫画を描くのが辛くて嫌だった当時の現状から逃げ出したかった。
反対に小説は楽しいけれど、それは今書いてるシリーズだけで、他の話を同じ熱量でやれといわれたら無理ですね。だって文章考えるのめんどいし書くの苦行じゃない?仕事なら頑張るけど趣味では嫌だよ。そんな感じです。
なので、小説は書き始めた頃から『執筆=しんどい』みたいな図式が頭の中に出来ていたので辛いのが当たり前でした。けれど、絵は最初は楽しかったんです。今回はよく描けたなって嬉しくなったり(実際はヘタですが)、完成した時の達成感もあって『絵を書く=面白い』だったから、漫画の応募を始めてからがとても辛かったです。
小説は書くのが苦しくてもいい。でも絵は楽しく描きたい。
そういう想いもあって、絵で食べる選択は諦めた次第です。しかしながら、やっぱり絵は強いよね。知人にフォロワーをいっぱい抱えた絵書きさんがいるのですが、いつもスゲェな、羨ましいな、そして絵うまいなと眺めております……。
いつか自分も上手な絵を書いてみたいものです。