才能が無い。
書いても書いても人を惹き付けるものが書けない。
これね。わりと周期的にやってくる思考の迷路なのですが、先日も、なんでこんなに才能が無いのか、うまくいかないのかと悩んでおりました。1日中、涙がだーっと出て、もうね、しんどいかったです。
でも、現状できることを全力で取り組むしかないし、欲しい結果があるなら四の五の言わずにやり続ける。才能なんて後からついてくるんだよ。いまは頭のなか空にして書いとけ。そんな感じで、『まぁ、しょうがないか』って割りきれるところまでは浮上してきました。少し整理する為にも最近の悩みを書き出してみました。
【悩み1 地の文減らしすぎなんだが。ほぼ会話文で成り立ってるよ問題】
これは、あれですね。地の文多いと読むのダルいので、会話率を多めにしているけど、そしたら減らしすぎた…?という悩みです。
戦闘パートや主人公が単独で行動している時は地の文も多くなりますが、会話する時は登場人物にあえて喋ってもらって地の文が続くのを回避しています。本当は地の文に『こんな話だった』とまとめるのが楽なんですけど、まぁ…ここの比率は難しいですね。
【悩み2 小説の作法ってどのまで気にしたら…】
けっこうネット漁ると『…』は二個続けて『……』にするとか、()をどう使うかとか、いろいろ出てきて、全部守るべきなのかと悩みますね。
だって家にある本、点が一個しか無いのもあるし、章内で視点コロコロ変わってるけど、これ(神視点)ダメなの?とか。地の文が主人公の一人称形式だけど、心の中の声を()で表している本もあるから、問題ないような?とか。
個人的には内容が伝われば、それも作家さんごとの個性ってことでいいような……はい、すみません。基本的には家にある本を見て大丈夫か判断しています。いちおう点が二個セットなのは守っていますけど、本音をいえば一個も魅力的です。
例「お腹…すいた……。水しか…無い」
「お腹……すいた……。水しか……無い」
(上のほうが動きがあるのに!)
【悩み3 『三人称の主語抜け』『一人称の砕け具合』について】
ゼノですが、一人称的な三人称で書いているので、わりと主語抜けが多いです。元々一人称で書いて掲載時に主語を名前に変えているから自然とそうなります。なんなら、本人が後日物語として語っているので、一人称だけどあまり砕けてない語りといいますか、三人称でも成り立つようにしています。
でも、第二部からは変換の手間が面倒だから、そのまま一人称で載せたいんだよね。けれど、そうすると砕けてない分、こいつは何でこんな説明口調?とか、すこし違和感に思う人は思うかもしれない…。
すると二部からはリトのように完全に素で喋ってる独白スタイルにするべきかと悩みますが、それだと話の進みが遅い…。ゼノが気になったことをすべて書くことになるから、余計な描写が増えて地の文がダラダラするし、ある程度誰かに語って聞かせている形のほうがテンポはいいかなと。
やっぱり面倒でも三人称に変換すべきか。しかしこの話は多分一人称のほうが分かりやすいし…などなど。悩みますね。
【悩みその4 どの程度、好みを反映させるか】
管理人の面白さのツボは古い。2010年代半ばで止まっている。その頃までの作品のノリが好きでして、しかしながら創作のパターンを考えた時。
①誰に何を言われても好きなもの書く
②流行りに迎合する
③流行を分析した結果に、自分の創りたい形を混ぜ込み、作品に昇華させる
の、三つだと思うのですが、理想は①です。ただこれで成功する人は宝くじです。そして②は潰れる。仕事じゃないと続かないです。
なので③。世間で受けるものにうまく自分の書きたい形を落としこむ才能があれば、いちばん長く続けられそう。でもこれが難しくて。管理人は相手に寄りすぎるか、我を通すかの極端なので、中間?この加減がいつも上手くいかないです。もっと器用に生きたい…。
【悩みその5 やっぱり話づくりが下手…?】
管理人はあまり文章に重きを置いていないので(漫画の原作がやりたいから)、推敲は何度もしますが、ちょっと変でもまぁいいやという感じで次にいきます。その代わりにキャラとストーリー。コミカライズした時の大ゴマはここか?、アニメにした時にシナリオはまとめやすいかなどを重視しています(ゼノ以外は)。
けれど、勇者の話も先日載せた異世界恋愛も爆死だった。つまり、自分が思っている以上に中身が伴っていないのです。流行りものじゃないから?いいえ。確かに流行ものは読まれやすい。しかし面白いものはどこまっていっても面白いです。
評価されるものを書けないってことは、話作りが下手なんだなと。……うん、まあ、実際ネーム賞ぜんぜん受からないし…。
【悩みその6 最近、また頭にモヤがかかっている】
これは完全に身体の不調ですけど、寝不足なのか栄養不足なのか天候なのか…最近思考がまとまらなくて。
無駄な一日(小説を書けない日)を過ごすことが諦められなくて、何とかパソコンをつけるのですが、書けない。情景が頭の中に浮かばない。浮かんでも文字化できない。そんな状況にイライラはするけど、でもどうにも出来なくて。
このまま書き続けても本にはならない。最後に待っているのは、完成した喜びと、果てしない虚無だけ。それが分かっていてこの先の長い道をたどるのか。
書きたいとは思っていても、やる前から心がすくんで書けない状態ですね。そこからの身体の不調で書くのが面倒…というか食事も面倒……1食で一日の栄養を賄えるスーパーそうめんが食べたい。
以上、抱える悩みでした。答えは出ない。そして悔しい。自分の才能の無さにも運の弱さにも。アニメを見ていていつも思うのは、絶対にいつかアニメになる作品を作ってやる!という想いだけです。
欲しいと思ったら必ず手に入れる。そういう性分なので、人の評価が入るものって相性悪いんですよね…。でもまぁ、話を作るのが好きならしょうがないよなぁと。結局はそこに行き着きますね。
うん…ひとまずコーヒー入れて絵でも描くか…